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2011/07/15

Love Never Dies

Loveneverdies
好きなミュージカルの中でも最上位に来る「オペラ座の怪人」。
その続編だ。時差ぼけが治ったあと、一番体調の良い時を見計らって出かけた。

これもTIKTSで購入。「マンマミア」がディスカウントなしだったのに、良いディスカウント・チケットが取れたところを見ると、あまり人気がないようだ。もう終わるみたいだし。でも、やはりアンドリュー・ロイド・ウエーバーだ。筋なんて本当は納得できないところもあるのだけれど、歌で盛り上がって、感情がついていってしまう。

舞台があの重厚なオペラ座から、なんとなくチープな感じがするアメリカのコニーアイランドなんかに移ってしまっているのだが、背景に流れる白黒動画のコニーアイランドの様子を見て、不気味な人々が踊り出すのを見ると、もしかするとあの時代のあそこには不思議な空間があったのかもしれないと一気にその世界に取り込まれる。

「オペラ座の怪人」ほどに人気が出ていないのはわかる。それぞれの人物に思い入れがある観客は、ラウルが白馬の王子さまではなくなって飲んだくれているところや、クリスティーヌの性格付けに納得できないのだろう。でも私は「あの2人が結婚すると当然こうなるよね」とクスッと笑って納得してしまう。むしろ怪人が、舞台のミュージカルのおどろおどろしい不思議な存在の怪人ではなく、映画のほうの幼年期にしいたげられて育てられた人間という位置づけを引き継いでいるのが少しばかり納得できなかった。

でもいいんだ、いいんだ。盛り上がる旋律を聴いていると、愛は永遠なんだと思えてきて、最後はもうこれしかないよねと感動してしまった。隣の席の男性は休憩中、そして終わってからもずっと、さわりの部分を口ずさんでいた。

「オペラ座の怪人」を見て、「私がクリスティーヌなら、自分の才能を引き出し、愛してくれる人が化け物だとわかったとしても、闇の世界に身を投じて、音楽の世界で生きていきたいと思うだろう」という感想を持った私はこのオチがすっかり気に入った。怪人はエンジェル・オブ・ザ・ミュージック、音楽だけに価値観を見いだす怪人じゃなくてはいけない。

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Dirty Dancing

Dirtydancing
ロンドン、ウエストエンドにて。
レスタースクエアのTKTSでディスカウントチケットが買えたら見に行こうと並ぶ。あまり人気はないようで良い席が買えました。
舞台は90年代。アメリカの中産階級の家族でのリゾート地での過ごし方が興味深かった。歌はまあまあだったが、特訓で、全然踊れなかったのが、失敗しながらどんどん上手になっていく様子が面白く描かれていた。ストーリーはまあ陳腐なんですが、娯楽としてはとても良かった。

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