『CODE46』"CODE46"
☆心の底からわき上がってくる懐かしさにかきむしられる思いがする。
全くの異文化、全然知らない土地なのに、その異質さが、心の底から懐かしく、既視感を持って感じられることがある。それがこの、有害な太陽の光を避けて夜活動する生活をしている、不思議な未来世界の中に感じられた。
一目惚れなんて信じないが、それ以上に信じられないDNAの一致によって惹かれ合う感情などという論理、そこに妙に説得感があって、引き込まれていく。
設定もこの恋愛も、全然論理的でないのに、感情だけが妙に共鳴して、どこかで感じたことのあるような、心の底からわきでてくる懐かしさにかきむしられる思いがした。
砂漠の上空を飛ぶ時の音楽から始まり、映像とすべての音にどんどん引き込まれていった。音と2人の演技と情景に心がかき乱された。自分も何か大事な記憶や、そういう記憶を得る機会を逃して年を取ってきたのかもしれないという、取り返しのつかないような感情にとらわれていく。
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