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2008/04/18

『女はみんな生きている』"Chaos"

☆女性は元気になれる映画、男性は?

親に売られ、ドラッグ中毒で逃げられない状態にされた上で、娼婦にされるノエミの話は見ていられないほど悲惨なはずだ。最後も微妙な余韻を残した終わり方なのに、この映画を見ていると、なぜか元気になってくる。

その理由は、原題の通りのカオスの中で、女たちが自分と状況を冷徹に見据え、考え、強くなり、行動しているからだろう。この「強く」はそれぞれの性格に合った現れ方をしている。ノエミは美しさを持った強さ、エレーヌは可愛さを持った強さ。この強さが悲惨さを超えているから、スカッとした気分で見ていられる。

それに比べ、男たちはことごとく…、なさけない。男性の感想を聞いてみたいと思うのだが、男性には申し訳なくて、この映画は薦められない。

ストーリーのテンポにも、音楽にも、コメディタッチが散りばめられている。ここで笑わせるか?笑ってしまっていいのか?と思いながら、笑って笑って、爽快になった。

2001年/フランス/監督:コリーヌ・セロー/カトリーヌ・フロ/ヴァンサン・ランドン/ラシダ・プラクニ

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