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2008/04/18

『12人の優しい日本人』

☆すぐに全員一致で無罪なのに、飲み物の注文はバラバラでごちゃごちゃ。

陪審員の話し合いの冒頭から笑ってしまった。「まず、決を取りましょう」で、全員が「無罪」。じゃ解散。帰りかけに「でも、あの女絶対やってますよねえ」って。あまりにも日本人だ。

「空気読めない」は、言葉こそ最近、出てきたものだが、「みんなと一緒」を良しとする風潮は昔からある。さらに、日常生活の中で突然、陪審員なんかに選ばれてしまった人は、仕事が忙しいなどの理由がなくとも、なるべく早く日常空間に戻りたいはず。そんな状況で、みんなと一緒でないほうに手を挙げられようか。反対であったとしても、議論などしたことのない我々が、突然、理路整然とした理由を述べる人になど変身できるわけがない。みんなと一緒でない側が「なんとなく反対」と言い出したりすると、もう、収拾がつかなくなる。

笑いながら、裁判員制度が不安になってきた。陪審員と違って裁判員制度には裁判官が入る。その一挙手一投足に、全員がささーっとなびきそう。笑って見ている場合ではないのかも。

1991年日本/監督:中原俊/脚本:三谷幸喜「犬神家の一族」「THE有頂天ホテル」「笑の大学」「みんなのいえ」「ラヂオの時間」

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