『未来惑星ザルドス』"Zardoz"
☆70年代の理想の香りが漂ってくる。
若い頃のシャーロット・ランプリングとショーン・コネリーが見られるということで借りた。若くて輝いていたが、2人共、素敵に年を重ねていることもわかった。年輪のある2人のほうが魅力的だ。
映画は、70年代の「あの」と言われる時代の香りがする。インドにあこがれたり、ヒッピーが文化になったりという時代の理想がこういう形だったのだと思って見ると、滑稽なほど不自然な部分もあるのに、当時の人々の理想に対する真剣さが伝わってきて興味深い。
といっても、これはそのユートピアがひとつ間違った時に陥るエセ・ユートピアみたいなものを批判的に描いているわけで…。
結局、これは何を言いたかったのだろうと理解しきれない部分もたくさん残るのに、強烈な印象を伴って、様々な場面が目に焼き付いてしまう。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント