『ネコのミヌース』"Minoes"
☆「キャッツ(ミュージカル)」と「101匹わんちゃん」の良さをダブルで味わえる。
ある時、突然、人間になってしまった猫のミヌース。神経をはりつめ、おびえて目を見開き、まわりの様子を伺う猫らしさを、おしゃれなファッションに身を包んだ「ブラック・ブック」のカリス・ファン・ハウテンが、細い体で機敏に演じる。本当に可愛らしい。
淑女らしくふるまっているかと思うと、「餌」につい猫の本能むき出しで、しゃぶりつくところもまた良い。ハイヒールを履いたまま、しなやかに木から飛び降りた瞬間から、ミヌースの虜(とりこ)になってしまった。
そのミヌースと出会うのが、屋根裏部屋に住む、内気でさえない新聞記者ティベ。なんという取り合わせ。この2人に、大家さんの娘と、街の猫たちが加わり、お洒落で、楽しいストーリーが展開する。
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