« 2007年9月 | トップページ | 2008年2月 »

2007/10/22

『フィールド・オブ・ドリームス』"Field Of Dreams"

☆良き時代の夢を感じる

広い土地で家族と暮らす。トウモロコシ畑。2代続く、父と息子の関わり。夢を追う父。世間から後ろ指指されても理解し続ける妻。そして野球。

アメリカ的な美徳がすべて詰まったような映画。アメリカ人は郷愁がこもった感動を感じるのだろう。そういう文化的背景にない私にもとってもいいなあと思える物語だった。

夢を信じたら、どう思われようと、自分の役目を感じて行動するという点、「レディー・イン・ザ・ウォーター」と共通なのに、なぜ「レディー…」のほうは受け入れられなかったのだろうと思う。

1989年/監督:フィル・アルデン・ロビンソン/ケヴィン・コスナー「ダンス・ウィズ・ウルブズ」「ママが泣いた日」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『ハンニバル・ライジング』"Hannibal Rising"

☆ハンニバル・シリーズの始まりはわかるが、深みもないし、なんということはない作品。

レクター博士がこの年齢でこの程度なら、後のシリーズに出てくるような博学で独特の美学を持った人間にはなれない。

レディー・ムラサキの雰囲気だけで、日本文化に特別な奇怪さと深みとを感じ、同時に無知であれば、あのおどろおどろしい描写だけで彼の美意識が作られた背景が納得できるのかもしれない。

とはいえ、レクター博士は美しかったし、レディー・ムラサキも魅力的だった。シリーズの背景説明は難しい。そう来たかという程度のおもしろさはあった。

2007年/監督:ピーター・ウェーバー/ギャスパー・ウリエル/コン・リー「SAYURI」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/16

『フランシスコの2人の息子』

☆映画館で予告編を見て、子役2人の歌声に魅せらた。

ブラジルで興業成績ナンバーワンの兄弟歌手の半生を描いた成功單。だから、最後に映し出される本人達のステージとそこに上がってくる両親のうれしそうな姿はとてもいい。

しかし、そこに至る過程は知りたいところが今ひとつ描き切れていなかったように思う。下の弟が加わるまでのミロズマルの苦しみの内容やどうやって乗り切ったか、音楽エージェントのうさんくさい男は実はどういう人間だったのか等。

2人の幼い兄弟がうさんくさい男に連れられて巡業に出る様子は、ある中東の国の広場で遭遇した、猿回しの猿のように演技させられ見せ物にされていた子供と重なってしまった。忘れたままにしておきたかったのに。

しかし、この映画はそういうものではなく、父親に捧げるために作られたものなのだろう。実在の歌手を知る人にとっては意味の濃い映画だろう。

作り話にして良いのなら…と私は思う。本当は、あの2人の兄弟には、ずっとバス停で歌い、村の結婚式で歌い、選挙で歌い、結婚し、いつまでも大家族での実生活の中で歌い幸せに年老いてほしかった。

2007年/監督:ブレノ・シウヴェイラ/アンジェロ・アントニオ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年9月 | トップページ | 2008年2月 »