『スティング』"The Sting"
★ラグ・タイムのリズムにのって、ギャングの世界が軽妙に展開していく。
一旦、軽快なあのピアノのメロディーにのせられると、洒落た展開にぐいぐいと引き込まれていく。こうなるだろうなあと思って見ていると、あれっという小さな肩すかしを何度もくわされ、最後はドーンと……。
現代と善悪の基準が少し違うので、出だしは少し引いてしまったが、それはほんの最初だけ。
あちこちに仕掛けられた伏線に、ハラハラドキドキし、一時代前の正統派美男の詐欺師コンビに見とれる。スパイスの効いた小気味良い小品だ。
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