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2006/10/13

『キャリー』"Carrie"

★超常現象なのに、青春映画としての異様に強い説得力に引き込まれてしまった。

ずっと前から知っていたけれど、やっと見ることができた映画。恐くて、気持ちの悪いオカルト映画だと思っていたのだが…。

これは、オカルト映画というよりは、アメリカの高校生最大の行事であるプロムを題材にした青春映画。何度も何度も題材とされてきた題材。それを、奇をてらってオカルトにしたというよりは、全く無理なく「どこかにいそうな親子」「どこかにいそうな友達」のどこにでもありそうな問題をオカルトの手法を使って描き出した形になっている。

キャリーの母親の演技とその映像化がすばらしい。最初の美しいシャワーの画面も含め、ブライアン・デ・パルマがその美しい映像で有名になったことが納得できる映画だった。

1976年/監督:ブライアン・デ・パルマ「ミッション・トゥー・マーズ」「スネーク・アイズ」「ミッション・インポッシブル」/原作:スティーヴン・キング「シークレット・ウィンドウ」「アトランティスのこころ」「グリーンマイル」「スティーヴン・キングのシャイニング」「ショーシャンクの空」「イット」「やつらはとこどき帰ってくる」「スタンド・バイ・ミー」「シャイニング」/シシー・スペイセク「ストレイト・ストーリー」/エイミー・アービング「ハイド・アンド・シーク」/ジョン・トラボルタ「シビル・アクション」「マイケル」「ベイビー・トーク」「サタデー・ナイト・フィーバー」

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コメント

こんばんわ。
そうですよね。これは青春映画である、ですね。
キャリー自身自分の力を嫌がってたのに、最後の最後で自分の力で破滅を招いてしまうとは!
演出に関しては製作当時を思えば、かなりすごいですよね。後世へ次がれた技術もあるらしいですね。

投稿: KAZU | 2006/11/03 21:14

思い出しました。

この映画、KAZUさんが、星を4つつけていらっしゃるのを見て、そういえば有名な映画で気になっていたのに見ていなかったなあと思い、TSUTAYAのリストに加えたのでした。その時は、感想のところを読まなかったのですが、今、読んできました。「実は良い映画なんじゃないか…と思ったのに(´Д`;)」や「アホなクリスとジョン・トラボルタ(笑)が…」にホントホントと笑い、「うは…ホラーの裏には何とも悲しいものがあるんだ…」には頷き、おもしろく読ませていただきました。

投稿: ちんとん@ホームビデオシアター | 2006/11/05 21:11

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