『バッドサンタ』"Bad Santa"
☆これは笑えないと何度も思ってしまった
季節はずれのクリスマスものを見ている。今なら借りやすいので、まとめて見て、比較できる。
ところが、最初に見たバッドサンタは許容範囲を超えたバッドぶりで、何度か希望を見出してはすがろうと試みたが、私にはダメだった。下品さも、差別的な笑いも、それを通しての主張がわかればだいたい許容範囲なのだが、これはダメ。
キレイゴトで語られすぎるクリスマス映画を、逆から描いて主人公の成長ぶり、純粋な子どもの姿に感動させたいという意図だろうが、その意図が成功したとはとても思えない。
消化不良を起こしたような気分で、他の人はどういう感想を持ったのだろうと、他の人が書いたブログを散策してみた。結構、好きな人もいるんだ。「こんなサンタいいのかなぁ」「子どもにはとても見せられない」なんて思いながら楽しむというあたりが正しい鑑賞法かも。
そういう感想の中で、この映画を肯定的に紹介していて、特に深く頷けるものがあったので、紹介したい。
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うん、うん。世の中の嘘くさいクリスマスの持ち上げぶりの裏にある偽善を曝きたかった。そう考えると納得できる部分がある。ていねいな論評に頷きました。
[追記]ブラックな「バッド・サンタ」に対して、クリスマス映画の正統派「34丁目の奇跡」を紹介しました。パロディを楽しむには、元の形も知っておかないとね。
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