『イン・ハー・シューズ』"In Her Shoes"
☆こんな老人ホームで暮らす魅力ある年寄りになりたい
散漫な印象があるのだけれど、いいなあと思ったところを箇条書きのように思い浮かべてみるとなかなか良い映画だったと思えてくる。
姉のローズはしっかり者で、見かけは良くなくて、靴しかサイズに合う好みのものがないらしいが、考え方がなかなかキュートで良い。
妹のマギーは、突拍子もない明るさと軽さが良い。母親の病気とは違うけれど、マギーにも似た要素が魅力的に出ている。確かに姉や同居する家族はなかなか大変だろう。子どもの頃の姉の記憶と妹の記憶にはズレがある。それを2人で語ることができて、姉妹のいる人はいいなあと思った。
祖母はきちんとした暮らしをしてきた人らしく、その背筋を伸ばしたまま愛情を持って孫に接しているのがとても良い。老人ホームのお年寄り達が、生き生きとしていて、魅力的で心に余裕があり、ゆったりと、適度に交流を持ちながら暮らしているのが良い。
マギーのディスレクシアを、1行読んだだけで気づき、指摘し、温かく厳しく接する老人がとても良い。みんなとても素敵だ。継母はスパイス。
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