『光の旅人 K-PAX』"K-PAX"
☆K-PAXという星の存在をすっかり信じて、思いを巡らしています
これを見ていると、宇宙人がいてもおかしくないという気がしてくる。空を見ると、宇宙は広くて、地球人だけが孤立していて、内側で争いや殺し合いがあって、それなのに遠い外の宇宙には全然違う平和な世界が広がっているかもと思えてくる。
K-PAXという星から来たと自信たっぷりに語るプロート役を一癖も二癖もあるケヴィン・スペイシーが演じるのだから、当然ただ者じゃないと思ってしまう。
異星人の出てくるSFモノか、それとも精神病院を舞台とする、『カッコーの巣の上で』や『レナードの朝』のようなものかと思うが、どちらとも少しだけ違う。プロートの「正常さ」と折り目正しさ、落ち着き払った頭脳明晰さと知識で、知識人をやりこめる場面は痛快だ。
プロートばかりでなく、他の登場人物1人1人すべてがとても良い。見終わった時に、心が温かくなっていることにふと気づく映画。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
私もこの映画好きです。
本当に宇宙人じゃないかなーと思わすほど幻想的な演出が!
特に光の使い方とか好きです。
ケヴィン・スペイシーはすごすぎ。マジでバナナ丸ごと食べたり、驚きですよね。
でも光ひとつで星を行き来できるっていいですね。
投稿: KAZU | 2006/06/23 11:57
>でも光ひとつで星を行き来できるっていいですね。
ふふふ…、KAZUさんも私と一緒で、信じていますね。
投稿: ちんとん@ホームビデオシアター | 2006/06/23 18:51