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2006/02/18

『フライトプラン』"Flightplan"


カイル(ジョディ・フォスター)、すごい! あまりのすごさに、普通ならヒロインと一緒に戦っているつもりになって見るのに、気持ちがすっかり「その他の乗客及び乗務員」になってしまった。

「なんていう迷惑な女だ」「なるべく関わりにならないようにしよう」「この妄想に付き合わされるのか」と。カウンセラーとの話では、うすうす真相が分かっていても、「私がカウンセラーだったらああするよねえ」と。

まわりの乗客の気持ちも、リッチ機長(ジョーン・ビーン)の対応も、アラブ人乗客の怒りも、全部、私のもの。最後の最後の場面まで、私の視線は一般乗客と共にありました。だから、唖然…に共感。

主人公に感情移入するばかりが映画の楽しみ方じゃないんだなと納得。飛行機の中ってこうなっているんだというおもしろみもありました。

海外旅行が大好きだけれど、普段映画館にあまり足を運ばない母を誘っていきました。当たりで良かった! 『フォーガットン』みたいにはならないよと書いてくださった方々に感謝。

2006年/監督:ロベルト・シュヴェンケ/ジョディ・フォスター「パニック・ルーム」「コンタクト」「羊たちの沈黙」」「ダウンタウン物語」/ショーン・ビーン「アイランド」/ピーター・サースガード「ニュースの天才」/エリカ・クリステンセン/ケイト・ビーハン/マーリーン・ローストン
*「 」内は見たことのある作品

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コメント

TB&コメントありがとうございました。
主人公よりも周りの人々に感情移入したと書かれていますが、
私もそうでした。
そういう意味ではかなり個性のある作品でしたね。

『ジャーヘッド』個人的には良かったです。
観てすぐに記事を書かないときは
そのままになってしまうケースが多いです・・・。

投稿: 多感な奴@CINEMA IN/OUT | 2006/02/19 22:35

さるおです。

> カイル(ジョディ・フォスター)の頬に汚させるという細工

あー、あれは謝らないことの正当化だと思って観たほうがいいの?
頬骨折れたよーっ!と思いましたが奇跡的に軽傷でしたね。

> お互い謝らなかったけれど、お互い納得して、共感したと。

そうですね、一瞬、共感が流れましたよね。周囲に信じてもらえず、誰もたすけてくれない、(敵味方だったけど)孤軍奮闘したふたりだもんね。

> 本当によくできていて、心理面でも見せ場の多い映画だったと思います。

うん!設定も脚本も、よくできてる良作だよね。
"最高に楽しんだ映画"だってちんとんさん思ってるんだ!(評判良くないので)なんだか嬉しいっす。

投稿: さるお | 2006/02/20 14:38

多感な奴さん、コメントありがとうございました。

そう、個性のある作品だったと思います。多感な奴さんは、映画をたくさんご覧になるから、書くほうが追いつかないんですね。(笑) その点、私は、見る映画の数が少し少ない分、書き留めておくのにはちょうどいいのかもしれません。

投稿: ちんとん@ホームビデオシアター | 2006/02/20 18:52

さるおさん、コメントありがとうございました。

「謝らないことの正当化」じゃないのかなあ。とはいえ、アラブ人が女性にタックルするなんてことあまり考えられないように思っていたので、「え!」と衝撃を受けた場面でした。

いろいろなブログを見て回ったら、『フォーガットン』ほどではないにしろ、あまり良い評判でもなかったので、「そうかなあ」と思っていたところ、さるおさんの、詳細に体系的に誉めてあるブログを読んで、うれしくなりました。

投稿: ちんとん@ホームビデオシアター | 2006/02/20 18:52

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公開2日目に観てきました。 「傷心」と「疑心暗鬼」がこの作品の基調を成しており、 ずっとこの調子だったのでちょっと疲れました。 周りの乗客からすると、 「厄介な人と同じ便に乗っちゃったなぁ」 という思いでしょう。 なぜなら、 最大級のジャンボジェット機のスミからスミまで、 エコノミーからファートクラスまで、 「娘がいない、誘拐された」とヒステリックになって 行ったり来たりを繰り返すサイコな乗客がいたのです。 ジョディ・フォスター扮する主人公がやっきになって探して... [続きを読む]

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