『ショーン・オブ・ザ・デッド』"Shaun of The Dead"
思いっきり笑いたいという軽いノリで借りてきたDVDだったが、質の高さにうなってしまった。
のそのそ歩くオリジナルのゾンビを見たときに感じる、「自分がここにいたらどうするだろう」という気持ちをそのまま映画にした作品。
ただし、その「どうするだろう」は思いっきりイギリス人的。イギリス人が、好んで自分たちを笑いものにする時の風刺がたくさん詰まっている。
アヤシイ人が庭に入ってきているのに、なんでそんなに礼儀正しく話しかけるの? なんでそんなにパブにこだわるの? 習慣はワンパターンで変えられないし、慌て方がどことなくマヌケ。銃にはビビってしまい、一番の武器はクリケットのバット。ちょっと波長が違う幼なじみをとことん大切にする。
隅から隅まで、そのイギリスらしさを楽しんでしまった。でも、やはり、ゾンビだから、かなり気持ち悪いシーン満載なのだが…。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
みたび、おはようございますw
この作品はロメロ作品へのオマージュ溢れる微笑ましい作品ですね。
何より、イギリス人特有のシニカルな描写が、下手をすると嫌味になる一歩手前で抑えられている。この微妙なさじ加減が大好きですw
またお邪魔しますね(笑)
投稿: 耕作 | 2006/03/13 07:03