『フォーガットン』をみんなはどう見たか
自分をそこそこの映画でも満足するタイプだと思っていたのですが、「フォーガットン」という映画はあまりにもあんまりな映画だと思ってしまいました。そうなると、これを他の人がどう評価しているか気になってきます。そこで、他の人たちの評価を集めてみました。集めたおかげで、がっかり派のことばに溜飲を下げることができ、満足派の表現には、確かにそういう面もあったと納得し、損した分をだいぶ取り戻せた気がします。
私の感想はこちら。
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【がっかり派】
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*大半は「不満な人」「期待はずれだった人」でした。中でも予告がいけなかったという人がかなりいました。
●「レンタルだけど映画好き」 morey's room(別館)
"シックスセンス以来の衝撃的スリラー"とコピーについていたりするのだが、はっきり言って失礼だ。シックスセンスは、完結しているからね。
●「Pocket Warmer」
この作品を観るにあたってはとても苦情があります。しばらく前から流されていた劇場の予告編の中で思いっきりネタバレしてたことです。
*さらに強烈な指摘は
●「Tak.Arai の 今夜もナローマインド!」
皆、予告編にダマされてこの映画観たでしょ? 今回も、そのコトバにダマされてDVD買っちゃうことになるんですかね?
*他にも、いろいろなことばで「がっかり」を語ってくれているのを見つけ、同じ思いが別のことばで語られるのを読み、気分が良くなってきました。
●「ひらりん的映画ブログ」のひらりんさん
主役走りまくり過ぎ、○○○すっ飛ばし過ぎの作品
●「Movie Road -映画道-」
この手の映画にあんな存在だしたらいけないよ…せっかく期待したのに
●「ジャズの部屋 -いん ブログ-」
これだけ愚痴りたい気分になったのは久しぶりです。
●「0120 Blog」
不完全燃焼この上ない状態になりました。
●「Rohi-ta_site.com」
私としては「この作品がどうして非難されているのか?」が、良く理解出来たので、「とりあえず観て良かった」と思う事に致します。
●「エンタメ情報 メッタ斬りぎり」
私はこの映画を観たことを忘れたい(forgottenしたい)よ!」
●「何を書くんだろー」
もう、なんだか感想を書くのもツラいです。…(中略)…厳し目な評価となりましたが、期待感があっただけに残念でした。
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【中間派】
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*どちらにも分類しにくかったブログを紹介します。
*これには↓がっかり派の私も大きくうなずきました。
●「肯定的映画評論室ココログ支店」
このジョセフ・ルーベンという監督さん、アイデアだけを先に思い付き、結末なんぞ深く考えないで、思いつくまま気の向くまま、スタコラサッサと撮影を開始しちゃったんじゃ~あるまいか(笑)。
*納得できる意見↓ 私も前半は結構面白いと思ったんです。
●「★☆★ Cinema Diary ★☆★」
しかし、後半は最悪でした。ネタバレになるので何も言えませんが僕の一番嫌いな展開へ向かってしまいました。…(中略)…)ただ、前半中盤は楽しめたのでトータルでは結構よかったかなぁ?
●「spoon::blog」
意外さの方向性が「ドリームキャッチャー」ぽい。前半部分は結構面白かったと思うんだけど。
*これらは↓「がっかり」の別表現? やっぱり肯定? でも、絶賛じゃないよね。
●「TRUTH?ブログエリア」
ただのビックリ芸で、中身は無し。…中略…「なんじゃこりゃ?」っていう脱力感を味わうのがベスト。
●「プチおたく日記 vol2」
無理してTV見るくらいなら、この作品見てもいいんじゃないでしょうか。
●「いいな~これ!」
不満が残る。一流のドキッ!を楽しむ作品。
*↓「ふふ」に込められた気持ちが、共感を誘っているのか、がっかり仲間をふやしたいとほくそえんでいるのか微妙。
●「BIGLOBE平社員ブログ」
少し盛り上がりに欠けるなあと言うのが正直な感想。…中略…「ぶっとんでる」映画でした。これだけでも映画見る価値あるかも。ふふ。
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【満足派】
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*満足している人もいました。その中のこれ↓、この人が一番満足しています。理由もうなずけます。ぺぺさんは試写会で見られたのがラッキーだったのかも。
●「ぺぺのつぶやき」
ダメな人にはウケなさそうだし、賛否両論意見が出てきそう…。
私は、かなり面白かったですよ。
*こういう満足もあるのかと思ったのがこれ↓
●「KAZZの呟き」
B級映画好きにはたまらない映画です
*素直に誉めている人もいました。
●「国際経済新聞社」
久々に面白い映画を観ました…中略…大満足
●「tracker's burrow」
過剰な期待をしなければ、しっかり丁寧に作られた佳作だと思います。
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【笑ってしまった派】
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*肯定的、否定的、どちらとも取れないの3つに分ければ良いと思っていたのに、意外な分類がありました。「笑ってしまった派」
●「MoorDreamWorks」
映画会社の苦肉のキャッチフレーズですね、TV観るたび異常にツボにはまって笑っちゃうんです。
●「アメリカTV/映画ノーツ」
私も思わず痙攣したように笑ってしまったが、いや、しかし、なんというか、このショットが今年最も印象に残ったショットの1、2位を争うのは既に間違いあるまい。
●「WONDERFUL WELFARE」
ということで最後まで存分に楽しんだしだいです。これはぜひ見てもらいたい。でも見ても怒らないでね。…中略…他の感想ブログとか見ても、みんなその問題のシーンのことばっか書いてるのがおもろすぎます。
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記憶モノ映画
他に記憶モノの映画ってどんなものがあったかなというのを思いつくままに書いてみました。また書き足します。(と言っていたら、どんどん記憶モノが公開されていきました。大流行ですね。)
*記憶がなくなっていく
「私の頭の中の消しゴム」「50回目のファースト・キス」「メメント」「博士の愛した数式(2006年公開)」「明日の記憶(2006年公開)」
*記憶が操作される&操作する
「エターナル・サンシャイン」「バタフライ・エフェクト」
*記憶が消される
「トータル・リコール」「ペイチェック消された記憶」「フォーガットン」
*記憶喪失…かな?
「ボーン・アイデンティティ」「ラベンダーの咲く庭で」「フライトプラン(2006年公開)」
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コメント
TBありがとうございますm(_ _)m
来年公開予定の「フライトプラン」が
何かこの作品と同じ臭いがするので
すが(設定的にもw)大好きなジョディ
・フォスターが主演だけに期待感も大
きかったりするワケでw
投稿: たましょく | 2005/11/13 12:37
たましょくさん、コメントありがとうございました。
今、思い出して「フライトプラン」、書き足したところでした。
「羊たちの沈黙」に出たあと「ハンニバル」の出演を蹴ったジュディ・フォスターと、その「ハンニバル」に出たジュリアン・ムーア。いやでも、「フォーガットン」と「フライトプラン」比べたくなります。
「フライトプラン」の予告編、ものすごくおもしろそうだったので、見たいと思っています。いや、あぶない、あぶない。「フォーガットン」と同じパターンだ。
投稿: ちんとん | 2005/11/13 12:55
こんにちは。TB&ご紹介ありがとうございました!“ぺぺのつぶやき”のぺぺ山田です。
予測通り、不満派が大多数ですね~!(笑)
私は、結構楽しめちゃいました、あ、でも笑っちゃった派に近い満足派です。
試写会だったので、前評判とかネタばれとかもない状態だったし、何よりも、あのヒューン!のシーンが…。
一瞬、皆さんすんごいびっくりされてて、座席がビクッと揺れました。(皆がウワッて飛び上がって)
皆さんが一斉にドビックリしたあと、クスクスと笑い声がしたり…。
あのヒューン!は、大スクリーンで観てドビックリした者勝ちみたいな…。
あの試写会場の雰囲気が楽しかったです。
投稿: ぺぺ山田 | 2005/11/13 13:23
TB&掲載どうもです。
私が思うにこの映画で評価できる点は、この映画を 売っている(宣伝している) 人たちの努力です・・・。
「こんな映画作りやがって」と、フツーに不満を抱えていながら、ヤケクソ的に宣伝や予告編を作ったに違いない(笑
投稿: Tak.Arai | 2005/11/13 19:28
-->ぺぺ山田さん、
コメントありがとうございます。
ああ、やっぱり絶賛!というよりは、「笑っちゃった派」に近かったんですね。でも、試写会ならではの、サイコーの楽しめ方ができたようで、うらやましいです。
今も、ものすごくうれしそうに、生き生きとコメントしてくださっているし…。いいなあ。
-->Tak,Araiさん
コメントありがとうございます。
私が見た中で、一番、強烈な批判でした。でも、そういうふうに「売っている人たち」を評価していらっしゃるわけですね。
なかなか奥が深い物の見方というか、少しくらいは肯定的になりたいという気持ちのあらわれというか…。共感してしまいます。
投稿: ちんとん | 2005/11/13 21:22
TBありがとう^^
面白い比較対照ですね。
私も前半は展開的に面白いかもしれないと思いましたね。
あの存在が出てきてから萎えてきた感じです。宇宙人ってある意味卑怯、この手の映画にはね。何でも理由付けできますし、しかも動機不足ってのもね~。
記憶もので衝撃だったのはやっぱ『メメント』ですねー。非常に構成が上手くて驚きです。
『フライトプラン』面白そうなので見たいと思っていますが、どうかなぁ。
また遊びにきますー。
投稿: KAZU | 2005/11/13 22:45
KAZUさん
コメントありがとうございました。
『メメント』、衝撃でしたか。その上、構成がうまくて来ているとは、見たくなってきました。最初はこれにしようかな。
『フライトプラン』、期待してしまっている自分が恐い。でも、はずれだったら、またこき下ろせばいいやと思って、見に行くことにしようかな。
投稿: ちんとん | 2005/11/14 23:24
トラックバックありがとうございます。
いや自分の中ではほんとに今年一番の「衝撃作」だったのですが、案の定他に見た人はめっちゃ怒ってます。
駄作だとは思いますが、局地的にしろここまで話題になってるってことは成功なんだと思います。
投稿: JPP | 2005/11/15 10:06
JPPさん、
コメントありがとうございました。
JPPさんは、本当に、楽しんでいらしたんですね。「アイランド」の感想も読ませていただきました。「アイランド」もひとつ間違えると、衝撃作から笑撃作になりそうなところがあったと思っているのですが、JPPさんはこういう分野の楽しみ方のコツをつかんでいらっしゃるのかなって思います。
ほんと、この映画、「局地的話題作」として成功しているのかもしれませんね。
投稿: ちんとん | 2005/11/15 23:13
TB&引用どもでした。
面白い企画やってますね~。
記憶物は最近だと「エターナルサンシャイン」なんかが割と良い感じでした。
二重人格物とかも大概は記憶が曖昧だったりするので、範疇に入るのかな?
って気もしますが「実はこうだった!」なんていう、ネタ勝負のミステリー物、
サスペンス物っていくらでもありますよね。
その手の作品はやっぱり賛否が分かれやすいものです。
別に「フォーガットン」を擁護する気はサラサラ無いですが(笑)、
瞬間芸的なドッキリと、こんなネタなのかよ!っていう脱力感がある分、
B級映画の楽しみ方を知ってる人には
愛される作品だろうな~ってのありますよ。
これよりつまんない映画なんていくらでもあるし、見終わった瞬間に
記憶の彼方へと消え去っていく映画だっていくらでもあります。
それらと比べたら、フォーガットンはこうやって話題にしたくなる分だけの価値はあるんじゃないかと。
投稿: GMN(TRUTH?ブログエリア) | 2005/11/16 19:28
GMNさん、コメントありがとうございました。
GMNさんのブログは、誉めているかけなしているか、「どちらでもない」ではなくて、「どちらでもある」としか読めなくて、判断に迷いました。本当は、ものすごく好きなんじゃないですか。(笑)
私も、こきおろしているうちに、誉めても、けなしても、両者が喧嘩にならない映画ってそんなにないだろうなあという気がしてきて、すばらしい作品なのではという錯覚に陥ってきました。
記憶モノでは、「エターナルサンシャイン」というのがお薦めなんですね。あとで、「記憶モノ」の紹介に書き足させていただきます。
投稿: ちんとん | 2005/11/16 21:00
確かに「どちらでもある」という感じですね。
映画として面白いものではないし、良い作品とは口が裂けても言えませんが、
笑えたからいいや、ってとこで(笑)
記憶物とは関係無いですけど、「リベリオン」って映画はご存知ですかね?
アクション物なんですけど、物語とかテーマとかそういうのはどうでも良さげな作品なんですが、
誰も見たことの無いようなオドロキのアクションシーンがあって、一般層にはほとんど知られて無い
マイナーな作品でありながら、一部のマニアの間ではカルト的な人気のある作品です。
フォーガットンもそういうのに近い「カルト作」だよなってのが。
リベリオン好きにはこんなんと一緒にすんなって怒られそうですが(笑)
投稿: GMN | 2005/11/21 21:24
GMNさん、
コメントありがとうございます。
おぉ、「誰も見たことの無いようなオドロキのアクションシーン」! なんという好奇心を刺激する誘い。見たくてたまらなくなってきてしまいましたよ。
投稿: ちんとん | 2005/11/22 11:01
宇宙小学校の生物学の時間の物語です。
人間界では、かなりお馬鹿な映画がいつになったら忘れ去られるのか、という実験が行われているが、いまだに書き込みは続けられ、ついにはカルトムービーとして永遠に語り継がれることになりそう・・・
「見終わった瞬間に記憶をなくせます」と答えた○○君は、このままでは先生からドキューンのお仕置きを受けることになりそう。
投稿: mappy | 2006/05/07 01:03
mappy さん、そういうことがあちらでは行われていたんですか。知らなかったとはいえ、○○君に悪いことをしてしまいました。○○君、今度はブログを消し去る超能力を身につけないと…。そういえば、よく起こる、コメントが付けられなかったり、ブログが重くなったりというのは、あちらの小学校での課題が影響していたのかも。
投稿: ちんとん@ホームビデオシアター | 2006/05/07 14:57