『華氏911』"Fahrenheit 9/11"
『ボウリング・フォー・コロンバイン』に感銘を受けてしまったので、『華氏911』も見ることにした。しかし、『ボウリング…』のように感銘を受けることはなかった。
『ボウリング…』は社会批判であると同時に、1人1人の心の持ちようを問うという面があり、私はそこに感銘を受けた。しかし、この作品からは、そういうメッセージを受け取ることができなかった。
ブッシュは能力がなくて、どうも、国が一大事であってもどうしたら良いのか自分で判断できないお飾りらしい。オイルマネーとの癒着も描いてある。戦争の必要性を説くのはどういう階層で、行かされるのはどういう階層かもしっかり読み取れる。しかし、それは以前から指摘されてきていること。映画という形式を取るのなら、もうひと味、別のものがないと意味がない。政治的に利用されたのかな。「洗脳」の道具として利用されてしまったのかな。そんな感じがした。
だいぶ前に衝動買いして本棚に立てたままになっている"Stuped White Men"を読んでみてから、自分なりの判断を下してみたい。
「ロジャー&ミー」
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント