『ア・フュー・グッドメン』"A Few Good Men"
キューバの米軍基地での殺人事件をめぐる法廷モノ。それぞれの立場の人が信じる「正義」について考えさせられる。
非常時の海軍という特殊な空間の中でできあがる特殊な規律、そしてそれを正しいと信じている人達。しかし、別の基準で見ると違った「正義」が現れてくる。
ハラハラする真実が次から次へと暴かれていくという法廷劇ではないが、それぞれの立場の人がよりどころとしている基準と、「正義」に目覚めることにより、変化していく様子が、弁護人側にも、被告の側にも見られて、そこが一番の見所となっていた。
唯一、絶対にその基準をブレることなく持ち続ける男を演じたジャック・ニコルソンの演技はすばらしかった。トム・クルーズもはまり役。
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コメント
この映画、最後「はったり」でトム・クルーズが、ニコルソンに仕掛ける演出が、印象に残ってます。
話自体も面白く、テンポも良かったんで、好きな映画の一本です。
投稿: カオリン | 2005/10/08 16:35
こんにちは。
私もこの映画は好きです。
トム・クルーズもデミ・ムーアも今はもう・・・(苦笑)ですが、この映画のときは輝いていました。
あとこの映画からケヴィン・ベーコンは演技派として輝きだしたと思っています。
ジャック・ニコルソンは相変わらずの怪演で飛ばしまくってくれますから、割と長い映画だったと記憶しているのですが、退屈しないでのめり込むように観られました。
レビューを読んで、久しぶりに観直したくなりました。
投稿: つっきー | 2005/10/08 17:46
>カオリンさん、コメントありがとうございます。
この「はったり」スカッとしましたね。才能があり、はったりを効かすこともできるのに、自信のなさが原因で現実から逃げていた彼が開花していく様子はすばらしかったですね。
>つっきーさん、コメントありがとうございます。
この映画、3人ともそれぞれの持ち味が充分に発揮されていて、最高ですね。
デミ・ムーアはこの他には「GIジェーン」しか見ていないので、よく知らないのですが、最近は「苦笑」なんですか。残念だなあ。あのハスキーな声も好きなので。
投稿: ちんとん | 2005/10/11 08:42