『最狂絶叫計画』"Scary Movie 3"
こういうばかばかしいものを見て笑いたい気分だったので、見てしまった。大いに笑った。
「マッドTV」のようなテレビのパロディは好きで、たまに見るのだが、映画でパロディを見たことがなかったので、この映画の笑いの質が高いのか低いのかさっぱりわからなかった。
シンディは『ザ・リング』のストーリーに、ジョージは『サイン』のストーリーにいるのに、2人がそれなりに知り合ってカップルになっていくというメイン・ストーリーがなんとなく破綻せずにできあがっているところに感心した。そのほか、『マトリックス』『アザーズ』『8 Mile』のパロディが出てくる。
DVDの「特典メニュー」がまたおもしろかった。パロディを作る時は元の映画にお金を使わないといけないため、制作費が抑えられてしまう話。演じる人は「笑わせてやろう」などとは考えずに監督の指示に従ってただまじめにやるとうまくいくという話。そして、「ヤバすぎる真実」編。最初は、「え?」となって、次に爆笑してしまった。
この映画を見たあとでは、『ザ・リング』は笑ってしまって、見られなくなるだろう。『サイン』のほうもやや危ない。でも、『8 Mile』を見るのには影響なさそう。ホラーは演出する側だけでなく、観るほうがほんの少しチャンネルを変えただけでお笑いになってしまうのかもしれない。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント