『ベイビー・トーク』"Look Who's Talking"
たまたまムービー・チャンネルで見た映画。それが、ばかばかしいのに、おもしろくて、目が離せなくなった。
会計士のモーリーは不倫相手の子どもを妊娠し、タクシードライバーのジェイムズの車で陣痛が始まる。ジェイムズは心はやさしいのだが、「無料」のものを活用するのが好きな、かなりうさんくさい男。おかしなきっかけと思惑から、ジェイムズはモーリーのベビーシッターになる。
一方、モーリーは赤ん坊マイキーの父親として最適な男を求めてデートをするが、出会うのはどうしようもない男ばかり。
おきまりの展開なのだが、赤ん坊が大人っぽい会話をし続ける設定がおもしろい。大人から見ると普通の赤ん坊だが、赤ん坊同士はお互いに通じる「大人の」話をしているらしい。それも生まれた時から。そして、この赤ん坊の声、なんとあのブルース・ウィリスが担当しているのだ。それにしても、赤ん坊の表情がまるで演技をしているように上手に撮れている。悲しい顔や怒った顔ばかりでなく、うんざりした顔、あきれた顔、照れる顔など、どうやって撮ったのだろう。
続編があるらしい。全部、見てみたくなってしまった。
ところで、IMDbというアメリカの映画のサイトがあるのだが、その掲示板でこの映画がめちゃくちゃにこき下ろしてあって、それがまた笑えた。おせっかいにもリンクを張ってしまった。まあ、確かに陳腐と言えば陳腐な映画ではあるのだけれど。(苦笑)
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コメント
コレ、面白いでしょ?
私も好きなんです。シリーズは多分、全部観たんじゃないですかね。
冒頭からいきなりシャレてますよね。
たしか精子くんたちが卵子ちゃんを目指して旅していく映像だったと思うんですが・・・。
続編も面白かったと思います。(記憶があいまいなもので・・・)
妹が生まれて、また妹の声をやっているのが大物女優だったはずなんです。
機会がありましたら、ぜひご覧になってください。
投稿: つっきー | 2005/05/23 20:58
つっきーさん、これご存じだったんですね。さすが。
冒頭、おっしゃるように精子の旅で始まりました。「なんだこれは」と思ったのに、結局、最後まで見てしまったという私。
映画というよりは、軽いノリのテレビドラマみたいな雰囲気ですよね。ブーイングの嵐にもめげないファンがいるかも…という雰囲気の映画でした。
ファンクラブ作っても私たち2人だけしか会員が集まらないかもしれませんね。
投稿: ちんとん | 2005/05/25 08:35
初めまして。
ネットサーフィンでこのページに行きつきました。
「ベイビートーク」って、メチャメチャ有名なシリーズで映画好きなら誰でも知ってるものと思っていたので少しショックです。う~ん、私はマイナー映画が好きだったのでしょうか・・・?
2で声やってるのはウーピーですよ~。ちなみに私は映画は字幕派ですが、このシリーズだけは「吹き替え」が好きです。それも、テレビ版じゃなくレンタルビデオ版の所ジョージが秀逸!
シリーズは全三作で、三作目は犬がしゃべります(笑)。あと二作も間延びすることなく楽しめますので、チェックしてみて下さいね~☆
投稿: あじしおこしょう | 2005/06/19 14:04
あじしおこしょうさん、はじめまして。
この作品が大好きな方にコメントいただけてうれしいです。やはり好きな人に語っていただくとその良さがよくわかり、おもしろさが倍増しますね。
あとの2作品も、そういう新たな工夫があるわけですね。楽しめそう。吹き替え版の魅力が出ている作品みたいですね。
結構、「実は」というファンが多い作品なのかと、認識を新たにしました。
投稿: ちんとん | 2005/06/20 09:03