『ウェールズの山』"The Englishman Who Went Up A Hill But Came Down A Mountain"
ウェールズのある村、人々は外敵の侵入から自分たちを守ってきたフュノン・ガルウという山を誇りに思って暮らしてきた。ところがある時、イングランドからやってきた測量士がその標高を測り、「マウンテン(=山)」と呼ぶには6メートル足りないため、地図には「ヒル(=丘)」と記されることになったから大変。村人たちは測量士2人を村に足止めする方策を練る一方で、土を運んで山を6メートル高くしよういうことに…。
いかにもイギリス人(&ウェールズ人)らしく、自分の流儀や生活習慣や信念をかたくなに守って生きていきたい人々。それなのに、少しずつそれらを曲げないことには、村を挙げての目標が達成できない。そのあたりの葛藤と心の折り合いの付け方が、クスッと笑ってしまうような、心が温かくなるタッチで描かれている。
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1995年
監督:クリストファー・マンガー
アンソン(測量士)/ヒュー・グラント(「日の名残り」「ラブ・アクチュアリー」「ブリジット・ジョンズの日記」「ノッティングヒルの恋人」「恋するための3つのルール」)
ベティ/タラ・フィッツジェラルド
モーガン(居酒屋の主人)/コーム・ミーニー
ジョーンズ牧師/ケネス・グリフィス
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