映画で語られる死刑制度
死刑制度を扱った映画について、まとめてみました。見ていない作品の中にもまだまだ重要なものがあると思うので、なにかありましたら教えてください。
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『デッドマン・ウォーキング』 (1995年)
死刑囚のカウンセラーをしてきた修道女の話をもとに書かれたフィクション。被害者の側の心情もていねいに描き、死刑制度を正面から描いた正統派の作品。スーザン・サランドンが修道女役でアカデミー主演女優賞を受賞した作品。
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『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』(2003年)
死刑反対を訴えていた学者、デビッド・ゲイル(ケビン・スペイシー)が死刑囚となってしまう。死刑まであと数日を残すのみという状況。はたして冤罪なのか。サスペンスタッチで描かれる。
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『グリーンマイル』 (1999年)
死刑囚が収監されている刑務所の看守達(トム・ハンクス他)と死刑囚(デイヴィッド・モース他)の交流が描かれる。死刑の克明な描写がショッキングだが、メルヘンチックな面もある不思議な話。原作はスティーヴン・キング。
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『理由』 (1995年)
死刑廃止論が前面に出ているが、いろいろな問題が未整理のまま盛り込まれているので、見ているとますますわからなくなっていく面もある。死刑廃止を持論とする弁護士をショーン・コネリーが演じる。
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『ダンサー・イン・ザ・ダーク』 (2000年)
死刑廃止論はこの映画のテーマではないが、死刑について考えさせられてしまう後味の悪い映画。ビョークの演技と歌が不思議な雰囲気を醸し出す。
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『チョコレート』 (2000年)
親子代々、死刑執行人を仕事としてきた男と死刑で夫を失った女との出会いを描く。ハル・ベリーがアカデミー賞主演女優賞を受賞した作品。
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『リターン・トゥ・パラダイス』 (1998年)
卒業旅行でマレーシアに出かけ、青春を楽しんだ3人のうち、1人が麻薬所持で死刑囚となる。彼を救おうとする弁護士(アン・ヘッチ)の活躍と残りの2人の行動を描く。
コメントを読まれるかたへの注意! 最後に「死刑があるかないか」に触れてしまうことになるので、読む時はさらっと読んでください。
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