B級映画自慢『アイドル・ハンズ』"Idle Hands"
誰が見ても、文句なくB級という映画。
麻薬ばかりやっている高校生の主人公。自分の部屋で友人達と麻薬にうつつをぬかしている間に両親を悪霊に殺されてしまう。それなのに、両親が死んでいることにさえ気付かないほど朦朧としている。
そうこうしているうちに、自分の右手が悪霊に乗り移られ、自分の意志と関係なく隣人や友人までを惨殺していく。その手に殺され死んでいった友人は、ゾンビとしてよみがえる。それなのにその友人達は、友情に厚く、頭に瓶がささったゾンビになりながらも彼の味方。悪霊払いをしようと応援する。
これをコメディで描くのである。心底、ばかばかしくなる。よく最後まで見たなあという映画だ。しかし、典型的なコメディだけでなく、セックス・コメディ、さらにはホラー・コメディまで作ってしまうハリウッド映画のコメディへのこだわりには感心するばかりだ。
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1999年
監督:ロッドマン・フレンダー
アントン/デヴォン・サワ
ミック/セス・グリーン(「オースティン・パワーズデラックス」「オースティン・パワーズ」「待ちきれなくて…」)
モーリー/ジェシカ・アルバ
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