『ナビゲーターある鉄道員の物語』 "The Navigators"
-=-=-[感想] ネタバレなし-=-=-
私がイギリスに住んでいた1990年代後半はすでにこの映画に語られているような、国鉄民営化に伴う英国の鉄道の弱体化が進んでいた。(それに関連して書いた話はこちら→「英国よもやま話・電車」)
利用客たちは、あきらめと苦笑をもってがたがたになっていくブリティッシュ・レイルを見ていたが、そこにはどこか暖かさも感じられた。それは、以前の誇り高き労働者としての鉄道員への理解と現在の境遇への共感があったからかもしれない。
そんな事情がよく伝わってくるストーリーだった。
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2001年
監督:ケン・ローチ
出演:ジョー・ダッティン
トム・クレイグ
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