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2005/01/31

『ビーン』 "Bean"

 テレビの「ミスター・ビーン」のほうがおもしろいと言ってしまえばその通りなのだけれど、これはこれでおもしろい。

 テレビのシリーズでは全然しゃべらないミスター・ビーンだが、この映画では、最後のほうで出てくるミスター・ビーン(ドクター・ビーンと言うべきか)によるスピーチが目玉。ただの美術館の監視員なのに、重々しく「私はいつも絵を見ている」と言うと、その道の権威のようにも見えてくるからおもしろい。

 ただ、この映画、ハリウッド映画だけあって、ビーンのおかしさが主役じゃないのかもしれないという気もしてくる。同時に描かれている、ビーンの世話をすることになったデイビッドの底抜けな人の良さが実に良い。徹底的にフェアで、人を疑わず、ものごとがうまくいかないと自分の力の足りなさを悲しむ。ここであきらめてはいけないと楽天的にがんばる。アメリカ人の理想像を単純化し平均化するとこうなるのかなと思う。
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1997年
監督:メル・スミス
ビーン/ローワン・アトキンソン(「ラブ・アクチュアリー」「ローワン・アトキンソン・ライブ」「ミスター・ビーンTV」「ブラック・アダーTV」「魔女がいっぱい」)
デビッド/ピーター・マックニコル(「アダムス・ファミリー2」)
アリソン/パメラ・リード
ケビン/アンドリュー・ローレンス
*「 」内はその人の作品のうち見たことのあるものの題名

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コメント

つっきーはこの映画にピーター・マクニコルが出演しているので注目しました。
ピーター・マクニコルといえば、「アリーmyラブ」で愛らしくて、ちょっと変わってるけど敏腕弁護士のチビ・クッキーことジョン・ケイジを演じておりまして、大ファンだったんです。
「ビーン」でのピーターはレビューに書かれている通り、本当にお人好しで、人を疑わない善人。彼が純粋にビーン氏を「博士」だと信じて疑わないから、次から次へと起こることが面白くなる。実は真の主役はピーター演ずるデビッドだったんだなと、あらためて実感しました。

投稿: つっきー | 2005/02/20 16:59

つっきーさん、コメントありがとうございます。

本当にそう思います。ピーターが「博士」だと信じて疑わないというところがこの話の一番底の部分を支えているんですよね。そして、このピーターのキャラクターゆえにアメリカでもビーンの笑いが受け入れられたのだと思います。

「アリーmyラブ」のジョン・ケイジを演じているピーター・マックニコル、私も好きです。「アダムス・ファミリー2」でも、それらしい役でちょっとだけ出てくるんです。ただ、逆の価値観で描かれているんですが、そこがまた良くて……。

投稿: ちんとん(パソコンが壊れて修復中) | 2005/02/20 21:07

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