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2005/01/17

『ジョンQ 最後の決断』 "John Q"

-=-=-[背景と感想]ネタバレなし-=-=-

 日本の保健制度とは全く違う、アメリカの保険制度への批判が底に流れている映画。アメリカでは、掛け金の高い保険料を払える人は、良い病院に入ることができるし、より高度な治療が受けられる。難しい病気になると、まず自分の入っている保険制度ではどこまでの治療が受けられるのかを調べるところから始めなければならないのだ。保険がその治療をカバーしていないのなら、莫大な医療費を払うことになってしまう。結果的に治療をあきらめざるをえない人が出てくる。

 結局、ジョンQはあきらめきれず、心臓病の息子を救うために人質を取って病院を占拠することになる。そして、そこに至るまでの地道な活動もきちんと映画の前半で描かれる。この部分があってこそ、後半が説得力のあるものとなる。拳銃を持ってのただの暴力的な人質事件の映画でないところが、この映画をひと味もふた味も違ったおもしろいものにしている。

 三者三様の人質達の様子や、考え方の変化もまたうまく描かれている。
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2002年
監督:ニック・カサヴェテス
ジョンQ /デンゼル・ワシントン(「トレーニング・デイ」「マルコムX」「遠い夜明け」「)
フランク/ロバート・デュヴァル(「シビル・アクション」「ディープ・インパクト」「地獄の黙示録」「ゴッドファーザー」)
レイモンド医師/ジェームズ・ウッズ「ヴァージン・スーサイズ
レベッカ/アン・ヘッチ(「サイコ」「6デイズ/7ナイツ」「ウワサの真相 ワグ・ザ・ドッグ」「ラストサマー」「リターン・トゥ・パラダイス」「奇跡の詩」)
モンロー/レイ・リオッタ
*「 」内はその人の作品のうち見たことのある作品の題名

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